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2013年1月 3日 (木)

操縦不能 Loss of control

03 内田幹樹氏の「操縦不能」です。ネットサーフィンをしているときに何となく、内田幹樹氏の存在を知りました。Amazonで検索して、何の知識も無く、題名だけでこの本を中古で発注しました。前半は前振りで、後半が本来の物語です。北朝鮮からの亡命者を乗せたワシントン行きニッポンインターナショナル002便は、悪天候の離陸直後に二人の機長が倒れ、副操縦士の江波のみが残されます。そして、3系統のスタティックスが同時に故障し、速度計、高度計が使用不可となり、オートパイロットも使用不可となってしまいます。さらに、機長2人が倒れた原因に気が付いた江波は、自分もあと2時間程度で倒れる危険性を自覚します。万策尽きた副操縦士に地上から女神が現れます。さて、物語はどのように展開するのでしょうか。状況設定は、何故かアーサー・ヘイリーの「0-8滑走路」と類似しています。「0-8滑走路」の現代版とでも言うのでしょうか。さすがに著者は、元ANA機長であっただけに、記述、描写が詳細です。Vertigoがこのミステリーの1つのkeywordになっています。私も現在の仕事かパイロットになることが小さい時に夢でしたが、Vertigo出現による不適性でパイロットになることを断念する人が存在するのは気の毒です。そして、頻繁に使用している航空機が、今となってはmanualのみで操縦することがいかに困難であるのか、世の中にはAuto-landingということも可能であることを知ったことも大きな収獲でした。この本、なかなかの秀作です。お勧めの1冊です。

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コメント

あけましておめでとうございます。
そして1日からの日・当直、緊急呼び出しお疲れ様でした。
本当いいなか仁さんの言われる通り「操縦不能」凄い感動しました、最初はただ活字を
追っておりましたが、操縦不能の機体の中で事件が動きだすどきどき…実話ですか?
登場人物には実在した人もいたし、しかし男性顔負けの女性カッコイイです。それに
沖縄まで機体を誘導した教官男の中男ですね、最後は感動して涙を流しながら読み終えました。ありがとうございました。今年も又宜しくお願いいたします。

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