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2013年11月15日 (金)

草の陰刻

02松本清張の「草の陰刻」です。なんとなく、また、推理小説を読みたくなって松本清張を選択してみました。松山地方検察庁杉江支部で発生した火災から物語は始まります。当支部に赴任していた検事は、この火災を失火として処理するのですが、そこには約15年前に発生した殺人事件が関与していました。その証拠となる書類の消滅を目的とした放火だったのです。この検事の周囲に、その関係者が次々と現れます。この現われ方が、少々、現実離れしているかのような印象すら持ちます。全726ページの長編なのですが結末は最後の20ページで急展開します。捜査に関して、検察と警察の微妙な関係を伺い知ることができます。地検は、地検特捜部でもない限り、警察の協力がなければ直接、捜査することは殆ど不可能なのです。この本は、前述しましたが解説を含めると約750ページを越す文庫本で厚さが約4cmにも及びます。文庫本は本来、その携帯性が魅力のはずです。できたら上下巻に分けて欲しかったです。また、前半の小説の舞台となった愛媛県南予地方には仕事で短期間、居住したことがあります。小説に登場する杉江、小洲は架空の地名ですが、おそらく杉江は宇和島、小洲は大洲のことでしょう。懐かしく思いました。

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