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2016年10月20日 (木)

菜の花の沖---第3巻

302

今回は、こちらの本を選択しています。司馬遼太郎氏の「菜の花の沖第3巻」です。本の帯には以下のように記載されています。

蝦夷地の主・松前藩は、アイヌの人びとを酷使して豊富な海産物を独占していたが、この内実を他に知られるのを恐れ、北辺にせまる大国ロシアの足音を聞きながら、それをも隠し続けた。漸くにして嘉兵衛が巨船を作り上げ、憧れのかの地を踏んだころから、情勢は意外な展開をみせ始めた。幕府が東蝦夷地の経営に乗り出したのだ。

少々、気になった箇所を抜粋してみましょう。「英国の税関では、フランスからの樽廻船がやってくると、木の槌で樽をたたきながら、数を数え、課税した。やがて船の大きさが、樽を何樽積めるかということで測られるようになったのは、日本における石と似ている。税関吏が樽をたたくと、tangという音がする。(中略)やがて、その擬音語が、tonになったといわれる」(p65)。

新造が若妻のことを呼ぶことは知っていましたが、「江戸の場合、直参の旗本の夫人を奥様とよび、御家人の夫人を新造さまと呼ぶ」(p70)とのことです。

また、「東北地方では、鰊(にしん)を、カドとよんでいた。ニシンよりもカドの方が古語といえる。カドのはらごのことを、東北ではカドノコとよんでいて、やがて一般化された。鰊をニシンとよいうのは、アイヌ語である。(中略)はらごにだけは古語のカズノコの語が残った」(p90)とのことです。

なかなか、勉強になります。さて、この巻では嘉兵衛は辰悦丸を手に入れ蝦夷地に向かうことになります。さて、つづきは?

ことろで、蝦夷松前藩の蝦夷経営は全く消極的で非道なものであったことがこの本を読書することで初めて知りました。

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