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2017年3月 2日 (木)

国盗り物語---第4巻

4

今回は、こちらの本を選択しています。司馬遼太郎氏の「国盗り物語第4巻」です。本の帯には以下のように紹介されています。

すさまじい進撃を続けた織田信長は上洛を遂げ、将軍に足利義昭を擁立して、天下布武の理想を実行に移し始めた。しかし信長とその重臣明智光秀との間には越えられぬ深い溝が生じていた。外向する激情と内向し鬱結する繊細な感受性―共に斉藤道三の愛顧を受け、互いの資質を重んじつつも相容れぬ二つの強烈な個性を現代的な感覚で描き、「本能寺の変」の真因をそこに捉えた完結編。

今回、こちらの本を読み新たに知ったことがあります。道三、信長、光秀が姻戚関係にあったこと。信長、光秀が道三の弟子のような存在であること。信長が「人」を道具としてのみ扱っていたこと等です。

信長の「人」を道具としてしか扱っていなかったことに関しては、道具として使えなくなった林通勝佐久間信盛らが織田家から追放されたことで判然とします。

光秀も同様の恐怖を感じていたようです。本能寺の変前に光秀は精神的に病んでいたような気がします。

本能寺の変後の細川幽斎の光秀に対する評価の記述が端的に表しています。「所詮は光秀は最も優れた官僚であり、最も卓(すぐ)れた軍人であっても、第三流の政治家ですらないのである」(p686)

今回、こちらの本を読み当方は光秀のファンになりました。秀吉とは異なり不器用にしか生きることしかできない光秀に共感してしまうのです。

「人」を道具にしか扱っていない信長は結果的に人の心を掴むことができず本能寺の変で他界してしまいます。当然と考えるべきでしょう。

 

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