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2019年11月 8日 (金)

幕府軍艦「回天」始末

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今回は、こちらの本を選択しています。吉村昭氏の「幕府軍艦回天始末」です。本の帯には以下のように紹介されています。

明治二年三月二十五日の夜明け、宮古湾に碇泊している新政府軍の艦隊を旧幕府軍の軍艦「回天」が襲った―。箱館に立てこもった榎本武揚たちは、次第に追い詰められてゆく状況を打開しようと、大胆な奇襲に賭けたのであった。歴史に秘められた事実を掘り起し充実した筆致で描いた会心の長篇歴史小説。

吉村昭氏の長編は、殆ど、読書しています。お気に入りは、「海の史劇」「長英逃亡」「ふぉんしいほるとの娘」等です。先日、古本屋を散策している際にこちらの本を発見しました。「幕府軍艦回天始末」と「牛」が2本の短編が収録されている本となります。まあ、「牛」は本当の短篇となりますが、「回天始末」はなかなかの長編となります。ということで、今まで吉村昭氏の短編集は未読だったので選択しました。回天は、榎本武明が軍艦開陽を失った後の旧幕府海軍の旗艦となった船です。吉村昭氏の本は、事実関係を淡々と記載する傾向があるように感じていますが、こちらの本は、その傾向がなお強い印象です。歴史的事実として宮古海戦があったことを知りましたが、もうちょっと、味付けが欲しかったと思います。「牛」も、鹿児島県宝島で発生した異国船襲来事件を記載したものす。この事件後、幕府は海防の必要性を実感しようです。この事件は、同氏の他の小説で既知のものでしたが。まずまず、楽しませて頂きました。

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